合気道「奥州道場」4年振りの講習会

合気道「奥州道場」4年振りの講習会とは言え、30年の付き合いのある菅原師範の道場が主催する奥州まで来たのは初めてです。

いろんな意味で勉強になる講習会でした。月窓寺の坪井師範と合同での指導でしたが、基本が出来てないと、菅原師範から容赦の無い叱咤激励が飛んで来ます。正面打ちの手の角度を数ミリ単位で微調整する多田師範の教えを忠実に再現し、一重目の半身の足の置き方、運び方手刀の向き至っては、そこまでの精度を求めるのかと心底感服致しました。

二日間でしたが、合氣道の奥義は翁先生から多田師範へと受け継がれ、またそれを継承する者が現れ、更に切磋琢磨することで産まれる専門分野を極めようとする勇者達。合氣道は実は形のないものを、型と理論で教わることで発展したきた背景があり人為による理想を極限まで追い求めると言うことにより、強い魂的磁場を作り出す、体主霊従の訓練所に成りかねないのだ。

それでも型の稽古は大いに意味のあることだと言うことは分かっている。しかし合氣即生活の観点から実践すると、氣の流れ自然の摂理を剣や杖で表現する時には細心の注意が必要になる。一歩間違えれば大怪我をする。

我々武闘家が弁えなければいけないことは、実践においてはどんな状況であろうと、間合いと捌きと技法を応用して対処できる様にしておくことにあり、どんな時も逃げる準備が最も大切な事になる。

合氣道は世界平和の為に創始された武道で人類の精神性を高め、生き方を教えようと植芝盛平翁は目指され技に名前をつけることを心良く思っていなかったと聞いています。

当方の道場は、それぞれがその個性を活かし、自分らしく、オンリーワンであることを自覚し、争いを生み出している己の中にあるバイアスを受諾し、観自在に社会に適応出来る様になるテクノロジーを提供する場であることを求められているのだと気がつくことになったのだと思います。

門下生の皆さんには、いつもの様に最新の情報と最新のテクノロジーをシェアします。

楽しみにお待ちください❣️

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